「博報賞」
過去受賞者の活動紹介

第54回「博報賞」功労賞受賞
[佐賀県]若楠校区 地域子ども教室「わかくす全員集合!!」

再会のその日まで、コロナ禍も児童との交流が続いた子ども教室20年の挑戦
日本文化・ふるさと共創教育領域

 地域子ども教室「わかくす全員集合!!」は、平成16年活動開始時から、次の2点を目的に活動している。一つ目は、放課後や夏休みに子どもたちが安心して遊べる場として、学校や公民館を開放すること、二つ目は、できるだけ多くの地域の大人が参加し、地域が一体となって子どもたちを見守る環境をつくることである。活動は多岐にわたり、若楠小学校、若楠公民館が主な会場となり、土曜日の午前中に開催されている。平成26年以降展開されたメニューは 111種類にものぼる。小学校の図工室でうちわづくり、クリスマスリースづくり、木の実を使った動物づくり等26種類、体育館では卓球、ミニバレー、バドミントン等8種類、運動場ではグラウンドゴルフ、フリスビー、けん玉等9種類、図書室では読み聞かせ、バルーン風船等8種類のメニューが実施された。公民館では、まちあるき、デイサービス訪問、記念植樹体験等10種類のメニューが実施されている。毎回時程やメニューが載せられた手づくりのチラシが配られている。地域と連携し、佐賀市のPRマップをつくったり、公民館に「キッズカフェ」を開いたりし、シンボルキャラクター「すくすくくん」を活用してふるさとへの愛着心を喚起する工夫をしている。多くの地域住民がこれらの活動を応援し参画している。

年末恒例しめ縄づくり。地域に支えられ児童は常に笑顔
年末恒例しめ縄づくり。地域に支えられ児童は常に笑顔
「すくすくくん」は児童発案の愛すべき教室のシンボル
「すくすくくん」は児童発案の愛すべき教室のシンボル

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団創立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

その他の活動報告