第55回「博報賞」功労賞受賞
[秋田県]大仙市立大曲南中学校
学校教育目標「自律 貢献 創造」の具現化のために総合的な学習の時間を中核として、「食育」「エネルギー教育」「国際理解教育」とSDGsを相互に関連させた教科等横断的な教育課程を編成しています。また持続可能な社会を創る人材を育成することを目的として、生徒一人ひとりが当時者意識をもてるようにストーリー性を重視した学びを、外部の学習協力者を活用して実現しています。第1学年では、食品ロスを無くすために省エネクッキングを実施し、環境を意識した食生活や料理方法を考えています。第2学年では、緑のカーテンに取り組んだり、再生可能エネルギーを秋田沖の風力発電と関係づけて持続可能な未来社会について考えたりしています。第3学年では、気候変動の影響を最も受けるキリバスの中学生とのオンライン交流を通して、気候変動をグローバルな視点で考えています。このように各学年において、グローバルな諸課題を実社会や実生活と結びつけることで当事者意識を高め、よりよく課題を解決していくための行動を促しています。
こうした教育課程を可視化したESDカレンダーおよびESDストーリーマップは、「教材のつながり」「能力・態度のつながり」「人のつながり」が一目で分かるようになっています。


※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。
博報賞とは
「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団創立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など
現在、第56回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2025年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)