第55回「博報賞」功労賞受賞
[長野県]社会福祉法人 まるこ福祉会 チームまるこ
社会福祉法人 まるこ福祉会「チームまるこ」は、子どもレストラン、自然体験活動、どんぐり植樹活動、平和コンサートなどの子どもを支援するための活動を多様に展開してきています。
活動のきっかけは2011年の東日本大震災であり、上田市に避難した被災児童の支援だったと言います。そして被災家庭支援の活動は、いじめや不登校児童の減少を目指して「地域ぐるみで子どもを育てる地域社会をつくる」ことを目標にした地域の活動へとつながっていきました。当初は大人が子どもを支援する活動でしたが、活動の年数が経つにつれ、今では高校生や大学生がリーダーとなって小中学生と共に活動するネットワークも形成されてきました。13年を経た現在までで、延べ7,000名を超える人々が参加しています。
これらの多様な活動は、経済的に困窮する子どもや不登校・不登校傾向の子どもたちが生きる場所を地域の中につくり出し、結果として学校における不登校児童を減少させる成果も生み出してきました。また、家庭でも学校でもない場所に子どもが安心して居られる場所をつくる活動の成果は、子ども以外にも波及し地域の生活困窮者や独居老人や障がい者など多様な市民を巻き込んだ多世代型の市民交流やネットワーク形成にもつながり大きな成果をあげてきました。


※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。
博報賞とは
「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団創立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など
現在、第56回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2025年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)