博報賞

活動タイトル

海外の生徒とe-mailやTV会議で、環境、食文化など今日的な話題を話し合う、未来の国際人育成への貢献

末武 久人

文化教養育成部門|-| キーワード:新潟県
末武 久人

活動内容

環境問題や人権問題、食料問題など、今まさに向き合わねばならない諸問題の背景に、南北問題(先進国と発展途上国との間の経済的格差)があると考え、末武先生はこのテーマに子どもたちが主体的に向き合う授業を展開されてきました。海外の生徒とのE-mailやテレビ会議、共同研究などを通して「国際理解」を深めていくだけでなく、視野を広げ、論理的思考や実践力を鍛えていくことで「国際貢献」のできる日本人に育てることをゴールとしています。また、JICA(国際協力機構)や新潟県国際交流協会、長岡技術科学大学等と連携して教材開発を進めたり、教科を超えたカリキュラム編成を行っており、こうした成果を市や県の研究会を通して共有する活動にも力を入れられています。



審査委員より

我々と同じ時代に世界の人々がどのように生き何を考えているのかを、小中学校の生徒にどのように伝えるか、は重要な課題である。末武教諭は、JICAのアウトリーチ活動の機会などを利用するとともに、ウェブサイトなどをも活用して、直接・間接に子どもを世界の人々に接し、その輪に参加させるユニークな活動を広げてきた。

主な著書・論文・文章など

1995年 「国際交流~栃尾から世界へ」 新潟県教育庁義務教育課
2003年 「開発途上国の現状を理解し、解決のためにできることを考える」 JICA(国際協力機構)
2006年 「南北問題の解決のためにできることを考える」 財団法人新潟県国際交流協会
2006年 「発展途上国を支援しよう」 社団法人 日本教育工学振興会(JAPET)
2007年 「国際社会における共生の実現に向けてできることを提案しよう」 JICA(国際協力機構)