活動内容
尾崎先生は、1981年に研究主任となって以来、一貫して「言葉の力」を高める国語科指導の研究を追及されています。特に「読む」「書く」「話す」「聞く」を通して、「考える」力を育成することに力を入れてきました。1995年には日本国語教育学会全国大会において、これらの活動を関連付けて、異学年交流の中で創作文を記述し、想像力を高め、自分の考えを創る言葉の力を育成する実践研究を提案されました。また、指導主事や校長となられてからも、実践活動と同時に中央教育審議会をはじめとする各種委員として、研究活動・指導に貢献されてきました。実生活に役立つ「言葉の力」のあり方を、各教科へ導入していこうとする改革的視点は、多くの研究論文として雑誌や著作において広められています。
審査委員より
読むことの学習指導を中核に語彙や表現の学習を取り入れた授業開発を研究テーマとして、教諭、管理職の時代を通じて一貫して追究し、顕著な活動・研究の業績を上げている。地域の指導者として国語教育研究を推進し、教員の授業力向上に尽力するとともに、中央教育審議会専門委員など国の教育施策にも数々の貢献があり、社会的な功績も高い。
主な著書・論文・文章など
1993年 「"ヤドカリの引っこし・ありの行列"の全授業記録」 明治図書
2002年 「どう求められる国語学力の質的変化」 日本国語教育学会
2006年 「"言葉の力"を高める新しい国語教室入門」 明治図書
2007年 「子どもに語る例話"国語の力を高めよう"」 学事出版
2007年 「2学期制の活用と"読解力向上プログラム"」 全国連合小学校長会