活動内容
常に子どもの目線に立ち、「わかる」「できる」授業、力のつく指導法のあり方を実践研究し続けてこられた松山先生。1986年には「豊田国語サークル」を主宰し、豊田市をはじめとする地域の国語指導改善に貢献されてきました。松山先生は長年にわたる活動の中で、「語句に着目した読み方指導」や、螺旋的・反復的な学習を可能にするために、授業前後等の短い時間を、一週間通して利用する「帯学習」のアイディア、国語科以外の教科にも生かされる「言葉の力」の育成など、時代のニーズにあわせて国語科の今日的な課題に取り組み、その成果を研究発表会や出版という形で広めています。校長を退職された現在も、地域の国語教師の教材開発や授業実践力向上のための研修会を主催したり執筆活動を続けるなど、精力的に活躍されています。
審査委員より
書くこと、読むことの領域を中心にして、多年にわたって国語力の育成を中心課題として実践研究を積み重ね、高い活動・研究の業績を上げている。また、早くから地域の指導者として協働的な授業開発研究に取り組むとともに、国語科教育に関わる教員の指導力向上に貢献してきた。国の教育施策にも協力しており、社会的な功績も高い。
主な著書・論文・文章など
1987年 「"てぶくろを買いに"全授業記録」(共著) 明治図書
1990年 「語句に着目した読み方指導(全10巻) 説明文4巻」(編集) 明治図書
1997年 「"ごんぎつね"全授業記録」(共著) 明治図書
2000年 「国語科の基礎・基本"帯学習のアイディア"」(編集・執筆) 明治図書
2002年 「ことばの力を身に付ける"おもしろ体験ワーク"」4巻(編集) 明治図書