実施レポート
第14回「海外教師日本研修」
1.実施概要
(1)会期
2023年11月14日(月)~12月1日(金)
(2)海外参加校・研修参加者
国名 | 研修参加者名 | 学校名 |
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国名・研修参加者名 学校名 |
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イギリス | サリー・ワットン | ベリー・セイント・エドマンズ・カウンティー・ハイスクール |
インド | アメヤ・アジャイ・パタキ | SMT.C.B. アーダルシュ ヴィディヤ マンディール校 |
インドネシア | アル ラシド・ハイルン | 中村学校 |
スペイン | マリア・テレサ・ベラルテ・ルケ | サント・トマス・デ・ビジャヌエバ中学校 |
スリランカ | ニルミニ・ヴィダヤーダリー・マンチャナーヤカ・コーバラ・ヴィターナゲ | ラージャシンヘ学校 |
タイ | ワチラポン・プーンケーソン | ピッサヌローク ピッタヤコム学校 |
トルコ | エスラー・クルンチュ | ヤシャム タサルム オクラリ |
ハンガリー | ニェシュテ・ジョルト | フンファルビ・ヤーノシュ二言語教育貿易経済専門高校 |
ブラジル | ソフィア・サオリ・サガエ・カジ | ミラソウ学園 |
マレーシア | ワン・ノルシャズワニ・ビンティ・ワン・モハメド | トロピカーナ中等学校 |
モンゴル | トゥブシントゥグス・エンフプレブ | エレデミーン・ウンダラー統合学校 |
ルーマニア | イワナ・アタナシウ・バナー | イオン・クレアンガ高校 |
(3)日本参加校
都道府県 | 学校名 | 学校長名 |
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都道府県・学校名 学校長名 |
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東京都 | お茶の水女子大学附属中学校 | 相川 京子 校長 |
神奈川県 | 川崎市立川崎高等学校附属中学校 | 西 道生 校長 |
2.タイムテーブル
日程 | カリキュラム | 実施 場所 |
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日程 | カリキュラム | ||||
1 | 11月13日 | 月 | 入国/チェックイン | NC | |
2 | 14日 | 火 | 生活オリエン/授業オリエン/開会式 | NC | |
3 | 15日 | 水 | 授業 | NC | |
4 | 16日 | 木 | 授業/凡人社訪問/オリセン視察 | オリセン | |
5 | 17日 | 金 | Bプロガイダンス | NC | |
6 | 18日 | 土 | NC | ||
7 | 19日 | 日 | NC | ||
8 | 20日 | 月 | 授業 | NC | |
9 | 21日 | 火 | 学校訪問(川崎市立川崎高等学校附属中学校) | 神奈川県川崎市 | |
10 | 22日 | 水 | 学校訪問(お茶の水女子大学附属中学校) | 東京都文京区 | |
11 | 23日 | 木 | 自由行動事前学習 | NC | |
12 | 24日 | 金 | 授業/異文化共生についての特別講義 | NC | |
13 | 25日 | 土 | NC | ||
14 | 26日 | 日 | NC | ||
15 | 27日 | 月 | 授業 | NC | |
16 | 28日 | 火 | 研修報告会準備 | NC | |
17 | 29日 | 水 | 研修報告会準備/リハーサル | NC | |
18 | 30日 | 木 | 研修報告会・修了式・歓送会/全体ふり返り | NC | |
18 | 12月1日 | 金 | 帰国 | - |
【凡例】
NC: 国際交流基金 日本語国際センター(埼玉県さいたま市)
オリセン: 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
3.実施レポート
国際交流基金の講師による授業 (11/13他)
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国際交流基金 日本語国際センター
研修参加者は、第14回日本語交流プログラム(2024年5月実施)に向け、国際交流基金日本語国際センター講師より授業を受けた。5月のプログラムに向けた事前準備として、カリキュラム案を体験したり、プログラムの目的・内容などを理解したり、教師同士の交流を深めたりしながら、プログラムで成果を出すために必要な日本語教師としての知識や技能の向上を図った。また、センター外では施設見学や学校訪問など、プログラムの事前体験を行った。その後、授業の中でふり返りを行い、それぞれの理解を深めた。
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学校訪問:
川崎市立川崎高等学校附属中学校(11/21)
お茶の水女子大学附属中学校(11/22)
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神奈川県川崎市、東京都文京区
2024年5月に交流を予定している日本校2校を訪問した。まず、校長先生や副校長先生より学校の概要や歴史などについての説明を受けた後、授業を見学したり、実際に参加して生徒と交流を行なったりした。学校訪問を通して、研修参加者は生徒と交流を図るだけでなく、自国の生徒に伝えるべきことや5月のプログラムまでに準備しなければならないことを確認・整理することができた。
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異文化共生についての特別講義(11/24)
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国際交流基金 日本語国際センター
本事業の審査委員長 阿部祐子先生(国際教養大学 教授)より、「言語と文化の教育をとおして、自分と異なるものを受け入れよう!」というテーマのもと、異文化共生に関する特別講義が行われた。この特別講義では、海外の生徒が来日した時にどんな気づきをしてほしいか、それを意識化するためのサポートはどうすればよいかについて、参加者それぞれの考えを深めることができた。この講義は、研修参加者だけでなく、国際交流基金日本語国際センターの方々や財団関係者も参加した。前半は文化とコミュニケーションに関しての講義を受け、後半はグループごとにワークを行った。参加者同士、積極的に意見を出し合い、最後に研修参加者がグループで出た意見を発表した。
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研修報告会・修了式・歓送会(11/30)
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国際交流基金 日本語国際センター
研修報告会は、パワーポイントで説明をしながら複数名が同時に発表するポスターセッション形式で行われた。
審査委員や国際交流基金日本語国際センターの方々、日本校2校の先生方も参加した。発表テーマは「第14回日本語交流プログラム準備のための授業案」だった。発表後の質問コーナーでは、参加者から多くの質問が出ており、活発に意見交換が行われた。
研修報告会後の修了式では、研修の成果を称え、参加者一人ひとりに修了証が手渡された。
歓送会では、食事をしながら研修参加者と審査委員や国際交流基金日本語国際センター、日本参加校の先生方と交流の時間を持った。 最後に研修参加者から研修の感想や来年への意気込みといった挨拶があり、閉会となった。 -