先人の想いを受け継いで、地域と学校をつなぐ「俳句」「民話」の取組
加賀市立錦城小学校
日本文化・ふるさと共創教育部門|-| キーワード:表現力/創造力文化財/史跡/遺跡/歴史遺産 |石川県活動内容
地域を愛し、伝統を受け継ぎ、発信し、主体的に表現する児童の育成
俳句と民話を教材に、地域へ出かけて学び、自分のことばで表現する実践で、郷土を愛する心を育む。「俳句」は、松尾芭蕉の句碑巡りや本校卒業生の俳人の作品に触れ親しむ他、季節ごとに史跡を訪れては、肌で感じた気づきを書き留め、句を詠み、定期的な句会や児童主体の俳句コンクールを開催するなど、学校全体で積極的に取り組んでいる。「民話」では、地域の方から語り方や面白さ、方言を学び、一人一話アレンジを加え、全員が「民話語り隊」として保育園の子どもや大人に方言で語り継いでいる。
【写真】
松尾芭蕉に思いを馳せ、山中温泉「鶴仙渓」をたどる。
活動レポート(3/18 北國新聞に同一内容にて15段モノクロで掲載)
審査委員より
地域教材を掘り起こし、双方向的な学びを実現している。地域出身の俳人に学び、児童が自ら感性豊かに俳句を詠んだり、地域の方から学んだ民話を児童が実際に語って歩いたりして、主体的創造的な学びとなっている。児童と地域の伝統文化とのかかわり方が、他の地域や学校にも示唆を与えてくれる。
プロフィール
加賀市立錦城(きんじょう)小学校
【代表者】
左古 学(さこ まなぶ)
【役 職】
校長
【活動開始時期】
2015年
【団体所在地】
石川県加賀市
【HP】
http://www.kaga.ed.jp/~kinjyo-e/
【学校(団体)規模・活動参加人数】
○児童・生徒数:312名 ○クラス数:14クラス ○指導者:24名