活動の目標・方針
・協働の学びにより、確かな学力と豊かな心をもった子を育成したい。
・協働の学びが成立するためには、子どもに、「かかわる力」と「社会性」を育む必要がある。
・そのため、『コミュニケーション』と『なかよし』という学びの枠組みを特設し、全校で指導にあたった。
活動内容
本校では、協働の学びが、子どもに確かな学力と豊かな心を育てるであろうと考え、研究に取り組んできた。本校の目指す協働の学びとは、一人ひとり異なる存在である子どもたちが、協力しあい、刺激しあい、ともに学ぶことにより、新たな夢を創り出す活動と考え、教科・総合など、全ての教育活動の中で意識して取り組んでいる。
しかし、意識して指導すれば「協働の学び」が成立するわけではない。この学びが成立するためには、基盤となる力を育てる必要がある。その力が「かかわる力」と「社会性」である。そして、この力を育てるため、『コミュニケーション』と『なかよし』という新たな学びの枠を設けた。
『コミュニケーション』は、週3回、20分間の学習である。また『なかよし』は、道徳と特別活動の学習内容を再構成した。特にその中では、縦割り活動など、人や社会とのふれあいを重視している。
その結果、学びあう風土が育ち、学年を越えて交流する姿が見られるようになり、質問力・会話力が育ち、結果として学力の育ちを感じてきている。
審査委員より
「かかわる力」と「社会性」の育成をめざす取組みは、今日の子どもの現状や社会的要請に積極的に対応している。また、人とのかかわりを中核にしたカリキュラム開発、教材や指導方法を工夫改善し、協働の学びの実現をめざした5年間の学校づくりは、子どもの学びや成長の姿として望ましい成果を上げている。
プロフィール
相模原市立夢の丘小学校
団体概要
【創立】
2002年
【団体の規模】
・児童・生徒数 716
・クラス数 22
・指導者数 32
主な著書・論文・文章など
2004年 「ともに夢をひらく学校の創造」(平成16年度紀要)
2005年 「ともに夢をひらく学校の創造」(平成17年度紀要)