活動の目標・方針
・同世代の中学生と互いの理解を深め、認め合う。
・共に活動する経験を通して積極的な態度を養い、社会性や豊かな人間性を育む。
活動内容
同じ中学生として互いの理解を深め合う関係作りを目指して、本校中学部の普通学級の生徒と地域の中学校の生徒で交流学習を行った。
特に平成15・16年度には「共に気づき・育ち合う交流学習」ということで、「将来の生活を想定して社会に積極的にかかわる」をテ-マとした総合的な学習の時間の一環として、社会へのかかわり方のモデルの一つとして中学生との交流の在り方を考え取り組んだ。
地域の中学校での授業参加や意見発表及び本校での「七夕交流会」を通して、また、中学生による本校の運動会や学習発表会での「ボランティア活動」を通して、本校の生徒は社会と積極的にかかわる力と意欲を育てることができ、地域の中学校の生徒は「障害の理解」を深めるとともに「共生」にも気づいている。
また、平成17年度には、本校の重複学級の生徒も「卓球バレ-」の発表と地域中学校の特殊学級の生徒との交流を通して自分たちの活動及び自分に自信をもつことができた。
審査委員より
今後の特別支援教育においては、養護学校は特別支援学校として地域にあってセンター校的な役割が重要とされる。本養護学校が、長年取り組んできた地域の小中学校とのていねいな交流学習の実践的な積み上げは、これからのインクルーシブな教育の先進的な支援モデルの展開として高く評価できるものである。
プロフィール
富山県立高志養護学校 中学部
団体概要
【【創立】
1977年
【団体の規模】
■児童・生徒数 83(中学部15名)
■クラス数 33
・中学部 6
・普通学級 2
・重複学級 4
■指導者数 75(中学部13名)