活動の目標・方針
・日本人児童生徒と外国人児童生徒が共に安心して過ごせる学校づくりをめざす。
・児童生徒の保護者や地域とも連携し、よりよい外国人児童生徒支援のあり方を探る。
・日本人と外国人が互いの文化の違いを認めながら、共に生きる地域づくりに貢献する。
活動内容
中国、ベトナム、カンボジア、ブラジル、ペルー出身など多くの外国人児童生徒が居住する地域において、4つの小中学校が連携し、多文化共生の学校づくり、地域づくりに1998年より取り組んできた。国の「外国人子女教育受け入れ推進地域」指定や、市の「人権教育実践推進校」指定を受け、全国の学校関係者、県内国際教室関係者、ボランティア団体関係者を迎えての公開授業や研究発表会での討議により、教育内容についての充実と情報共有が進むとともに、地域4校が特色ある学校づくりを確立していった。また学校から保護者への働きかけにより、外国出身者がPTA会長に就任したり、外国人保護者の協力による「世界の料理講習会」の学校での開催、地域の祭りの外国料理屋台に学校の調理室を開放、地域の「国際交流会」も学校が活動拠点になるなど、学校が地域づくりに積極的に参加し、大きな役割を果たしている。
審査委員より
外国籍児童生徒が多く住む地域性を生かし、地道な多文化共生への取り組みを進めてきた先駆的な実践である。各地で、学校間の協力、初等-中等教育間の連携、学校と地域の連携など、従来の境界線を越えて多角的なネットワークを作っていくことが求められている。本取り組みは、こうした方向性に大きく貢献するものであろう。
プロフィール
横浜市泉区上飯田地区外国人児童生徒教育4校連絡会【文部科学大臣奨励賞受賞】
団体概要
【創立】
1998年
児童・生徒数 | 職員数 | |
いちょう小 | 212名 | 25名 |
飯田北小 | 215名 | 22名 |
上飯田小 | 262名 | 25名 |
上飯田中 | 319名 | 30名 |