博報賞

活動タイトル

学生による日本語教育ボランティアの実践

世界の子どもと手をつなぐ学生の会(CCS)

国語・日本語教育部門|-| キーワード:東京都

活動の目標・方針

大学生がボランティアで外国の文化的背景をもつ子どもたちをサポートし、彼らの日本の学校と社会への適応と自己実現をめざす。また、学校と地域社会の国際化が日本社会にプラスに働くよう彼らとパートナーシップで活動していく。

活動内容

東京都内および近県にくらす在住外国人の子ども(主に小中学生)への日本語学習・教科学習・適応・高校進学のサポートを行っている。
中国帰国者や国際結婚の子ども、海外帰国の日本人も対象に含めている。
現在155人の大学生が子ども110人を、4か所の学習教室、家庭、学校でサポートしている。主な活動は、以下の3つである。

1. 学習教室 八王子・武蔵境・目黒・練馬の都内4か所で、学生が一対一でサポートしている。サマースクールも実施。
2. 家庭・学校への学生派遣 学生が家庭や学校を訪問しサポートしている。
3. イベント 子どもと学生の交流イベントのほか日本の子ども対象の国際理解イベントも年2回実施。



審査委員より

世界各地から、日本語を学び、日本で生活したり仕事に従事したりすることを希望する家族や児童生徒が増加している。世界の子どもと手をつなぐ学生の会は、この状況を深く理解し、一人一人の学生の立場や専門性を生かし、日本語及び日本文化を通して世界の子供たちと生きた国際交流を推進するものとして評価できる。

プロフィール

世界の子どもと手をつなぐ学生の会(せかいのこどもとてをつなぐがくせいのかい)

【創立】
1993年5月

【学校(団体)規模・活動参加人数】
・児童・生徒数 110名
・学生会員 155名