博報賞

活動タイトル

地域と連携した活動による「ふるさと三和を愛する子ども」の育成を目指して

上越市立三和中学校

日本文化・ふるさと共創教育|奨励賞| キーワード:新潟県
上越市立三和中学校

活動内容

~生徒が地域の課題に気づき、考え、実行する「まちづくりワークショップ」~

上越市立三和中学校は、2015年に上越市で中学校区ごとに「地域青少年まちづくりワークショップ」がスタートしたのをきっかけに、総合的な学習の時間を中心に、生徒が主体的に地域の課題を考え、解決しようとする活動を展開しています。ワークショップは、生徒会執行部を中心に希望者を募って構成され、地域コーディネーターがファシリテーターとなって、毎年生徒主体で活動の方向性を決めています。昨年度の踏襲ではない、自分たちの活動計画をたてて取り組んでいます。これまでの活動は3期に分けられ、第1期(2015年~2018年)は「さんわ音頭の復活と継承」、第2期(2019年~2022年)は「谷内池に視点を移した活動、オニバスの再生を目指して」、第3期(2023年~)は「地域貢献へ」と、活動の主体となる生徒の願いを反映してテーマや活動内容が発展していきます。さんわ音頭の小学校への普及活動、祭りへの出店や参画、地域の池に着目した演劇、専門家との協働によるオニバスの再生など、コロナの時期にも方向を模索して活動を継続しています。第3期は、さらに生徒会が中心になり、3年生だけでなく全校体制のボランティア活動を計画してい ます。

【写真】
オニバスの再生に向けた活動

審査委員より

「地域青少年まちづくりワークショップ」の引継ぎ会は、それまでの学年の思いを受け止めながらも、自分たちはどのようにしたいかを柔軟に考え、新たな活動を生み出す場となっています。青少年育成会議に所属する地域コーディネーターが、話し合いのファシリテーターとなり、生徒が思い描く計画の実現に向けて各種団体との連絡調整を行い、効果的な役割を果たしています。総合的な学習の時間は『未来』と名づけられ、「まちづくりワークショップ」の活動計画を実現する時間となっており、今後さらなる発展が期待されます。

プロフィール

上越市立三和中学校

【代表者】
佐藤 則子

【役 職】
校長

【活動開始時期】
2015年

【団体所在地】
新潟県上越市

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:全体50名(中学生50名)
○指導者:内部4名
○協力者(ボランティア等):20名