活動内容
メキシコにある日本人学校日本メキシコ学院は、「生きた国際理解」に重点を置いています。「日本コース」で学ぶ日本人児童は、同じ学院内で日本語を学ぶ「メキシココース」の現地児童と、日常的に親善交流活動を行っています。たとえば、学院朝会では両国の文化を紹介しあい、交流授業を行い、こどもの日やクリスマスなどの年中行事のほか、院内ホームステイなども行います。また中学部の総合的な学習の時間には、観光会社の設立・運営のシミュレーションを行う「グローバルメヒコ」を実施しています。日本人児童自らによるチラシ作り、営業体験、顧客別観光プラン作成などを通して、メキシコへの理解を深めるといった、他の日本人学校にない特色ある学習を推進しています。
審査委員より
海外における日本人学校の中でも、とりわけ本校は生きた国際理解を図る特徴あるカリキュラムを組んでいる。現地の児童と日本人児童が日本語で一緒に学ぶ「メキシココース」では、双方の児童が直接ふれあうことで異文化共生を実践している。また、「グローバルメヒコ」という現地の観光会社を設立するシミュレーションを行うユニークな授業では、メキシコの地理や文化や歴史を児童が自ら調べることで、主体性、協調性、国際性の育成に大きく貢献している。
プロフィール
【団体の規模】
■児童・生徒数:138名
■クラス数:9クラス
■指導者数:
・派遣教員16名
・現地採用教員5名(常勤2名 非常勤3名)
主な著書・論文・文章など
2002年 メキシコ現地理解学習教材・資料「ビバ・メヒコ21」 日本メキシコ学院 日本コース
2007年 メキシコ現地理解学習教材・資料 改訂版「ビバ・メヒコ21」 日本メキシコ学院 日本コース