第13回研究成果発表会
日時:2019年8月18日(日)10:00~
会場:東京コンファレンスセンター・有明
当日は第13回、第12回、第11回合わせて24組の助成対象者がそれぞれ研究成果、研究経過報告を発表し、審査委員の先生方からコメントを頂きました。その後各組ごとにポスターセッションを行い、発表者同士、また現在助成中の第14回助成対象者や審査委員の先生方を交えて、活発な質疑応答・意見交換・情報交換が行われました。
成果発表会終了後には、交流会を開催し、最後に本郷審査委員長より優秀賞3名が発表され、受賞者に賞状と副賞を贈呈いたしました。
発表者: | |
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※研究成果報告書(要約)は、各回のページからご覧いただけます。
審査委員: | 楠見 孝 京都大学大学院 教授 |
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針生 悦子 東京大学大学院 教授 | |
藤森 裕治 信州大学 教授 | |
本郷 一夫 東北大学大学院 教授 ※ | |
横山 詔一 国立国語研究所 教授 (50音順) ※審査委員長 |
審査委員長総括コメント
本郷 一夫 審査委員長
- 発表された先生方、お疲れさまでした。今日の報告だけでなく、これまでの1年間、あるいは数年間の研究の成果が表れていたのではないかと思います。複数の審査員の先生方からの声として、本年度の発表は全体的にレベルが高かった、私もそう感じました。
大きく3つ強く感じたことがあります。1つは研究が組織的になされている。2つめはデータがしっかり収集されている。3つめはプレゼンテーションが素晴らしかった。あれだけの資料を10分間あるいは5分間でしっかりとまとめて発表されています。実際に書類で見るよりも研究の意味、魅力が非常によく伝わってきました。
また、改善、努力して欲しい点も1つあります。それは実践性、実践の中で成果を見つけてそれを検証していく、 それが一番難しいことだとは思いますが、実践の中で効果検証していくことがより充実すると、この助成に適う研究になるはずです。
優秀賞受賞者コメント
※所属・役職は発表時のもの
田中 祐輔氏 東洋大学 国際教育センター・准教授
研究タイトル『帰国・外国人児童生徒のためのJSL語彙教育に関する実践的研究-つながる学習可能とする共生型小学校国語教育のためのアプリケーション教材開発』
この度は誠にありがとうございます。今回助成を頂いた2018年度は、特定技能の問題、また日本語教育推進法案が衆参両院で通過した、といった大転換の中で研究に取組ませて頂きました。
子どもの為の日本語教育はまさに待ったなしの研究テーマであると考えております。今日、他の皆さんの発表を聞かせていただいて、世の中にはこんな課題があるんだ、これからこういう風にして行かなければいけないんだ、とまた新しい課題、刺激を頂いたと思っております。
※今回受賞された稲田 尚子氏は諸般の事情によりご欠席されました。