活動の目標・方針
・一乗谷の歴史や文化に触れようとする。
・一乗谷の歴史の深さを感じ、文化を継承するためには自分が何をすればよいのかを考える ことができる。
・一乗谷に生きていることを喜びと感じ、そこに生きている自分に誇りを持つ。
・地域に住む人々との出会いを喜び、かかわりを楽しむ。
活動内容
戦国時代、越前を支配した朝倉氏100年余の城下町として栄えた、史跡「一乗谷」の自然・文化・歴史から学ぶ教育活動を、小規模校ながらテーマを年々変え、12年間実施している。「ふるさとを調べる学習」として、ふるさとの地図づくり、祭り・行事のまとめ、民話調べ、薬草調べ、ホタルの幼虫飼育活動などがある。さらに誰もが見聞きできる「ふるさとをアピールする活動」には地域の古老や多くの人の協力により収集した民話集「いちじょうのむかしばなし」発行や、地域情報を集めた「一乗特報王国」(視聴覚ソフト)制作、「わたしたちの朝倉氏」(視聴覚ソフト)制作、「越前朝倉太鼓」演奏発表などがある。そのほかに「ふるさとに親しむ学習」と呼ぶ、「遺跡巡りマラソン」「一乗谷川の清掃」「なかよし農園(もち米作り)」などがあり、それぞれが継続して実施され、活動の輪は年を追うごとに拡大している。
審査委員より
自分たちの住んでいる地域の歴史的背景に関心を持ち、昔から伝わる伝説や民話を学校挙げて調べ民話集にまとめたり、越前朝倉太鼓や吟舞を練習・披露したりするなど、地域の伝統文化に関する活動を幅広く展開している。その結果、地域に対する誇りと自信をもつ子どもが育ち、地域が世界遺産に登録されることを目標に頑張っている。
プロフィール
福井市一乗小学校
団体概要
【創立】
1906年
【学校の規模・活動参加人数】
・幼児児童数 57名
・教職員数 12名
主な著書・論文・文章など
1993年 民話集「いちじょうのむかしばなし」 一乗小学校・一乗幼稚園
1997年 視聴覚ソフト「一乗特報王国」 一乗小学校