「博報賞」
受賞者の活動紹介

第56回「博報賞」 功労賞受賞
[山口県]周南市立八代小学校

八代の自然を守り継承する八代っ子の育成 ~ナベヅルの保護活動を通して~
日本文化・ふるさと共創教育領域

 かつては、たくさんの鶴が日本各地に渡来してきたが、今では希少なことである。八代地域では、毎年渡来するナベヅルへの愛情から、餌を与えるなどして保護し守り続けてきた。八代小学校の児童は、30年以上前から地域と共にナベヅル保護の精神を代々受け継ぎ、年間を通してさまざまな活動を続けている。保護者や地域の方が参加する中、児童がオリジナルの合唱奏を披露するなどしてナベヅル渡来を願う行事「つるよ来い来い集会」の開催、ナベヅルを観察する人々が気持ちよく過ごせるよう「つるのねぐら整備」への参加を通じた清掃活動、ナベヅルが八代に初渡来した日から5・6年生が毎年「つる日記」を作成・発行し、八代地域の全戸に配布すること。地域の方も観覧に訪れる「やしろフェスティバル」にて児童らが生活科や総合的な学習の時間に行ってきた観察や調査による研究発表などである。いずれもナベヅルにまつわる学びや行事の中で、地域の方と触れ合い、共に活動し、ふるさとへの誇りと愛着が形成されていく。
 八代の自然保護を児童に託すうえで、大規模なナベヅル保護を行う鹿児島県出水市への視察(小学校6年間の中で一度は視察に訪れる)も行っている。その運営は地域の大人が担うなど、地域の力がこの実践を支えている。

「つるよ来い来い集会」で渡来日予想の集計を発表
「つるよ来い来い集会」で渡来日予想の集計を発表
地域の方と一緒にデコイを設置し「つる来いコール」
地域の方と一緒にデコイを設置し「つる来いコール」

※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団設立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

現在、第57回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2026年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)

その他の活動報告