「博報賞」
受賞者の活動紹介

第56回「博報賞」 功労賞受賞
[宮崎県]都農町立都農中学校

地域文化の継承と子どもの成長をつなぐ学び ~都農神社夏大祭を中心に据えた実践~
日本文化・ふるさと共創教育領域

 本実践は、37年の長きにわたり「都農神社夏大祭」に中学生が関わることで、地域文化の継承と子どもの成長をつないできたものである。子どもたちは、地域文化に触れることで自らの存在価値や役割に気づき、自己肯定感を育んでいく。活動は、総合的な学習の時間に位置づけられ、「ふるさと学習」というテーマのもとで実施されている。主となるのは都農神社の夏祭りへの参加(神輿担ぎ、太鼓台担ぎ、太鼓演奏)だが、準備の段階から保護者や地域の有志の支援による太鼓台の装飾物の制作や設置など、祭りの実現に向けて必要な活動に携わっている。都農神社宮司による祭りの由来に関する授業や地域の祭り関係者による講話などを経て、子どもたちから「もっと地域の人の話を聞きたい」「自分たちで絵本をつくりたい」「来年の子たちのために記録を残したい」という声が上がり、祭りの由来を絵本にまとめる活動や美術部による絵馬の奉納へと発展していく。消極的な態度を示していた子どもたちも、祭りという地域の行事に向き合う中で自分の役割を見いだし、責任をもって行動する姿勢が芽生えていく。「自分もこの祭りの担い手になれる」「誰かの役に立っている」という実感から、ふるさと(自分の居場所)への誇りと責任感が育まれていく。

祭当日の様子
祭当日の様子
地域の方々の協力を得て行う太鼓の練習
地域の方々の協力を得て行う太鼓の練習

※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団設立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

現在、第57回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2026年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)

その他の活動報告