博報賞とは
「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的として、財団創立とともにつくられました。「ことばの力を育むことで、子どもたちの成長に寄与したい」そんな想いを核として、日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。
また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
活動領域
「国語・日本語・ことばの育成に関わる教育実践」と、
「特別な配慮や多様なニーズのある子どものコミュニケーション活動を支援する教育実践」を軸に、
以下の幅広い領域を対象としています。
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国語教育
- ・ 思考力、判断力、表現力、コミュニケーション能力など、広く「ことばの力」を育成する活動
- ・ 言語活動の充実、コミュニケーション能力の向上につながる活動
- ・ 日本語に親しみをもち、伝統的な言語文化・地域の言語文化に関する興味関心を育成する教育
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日本語教育
- ・ 母語が日本語以外の子どもに対する日本語指導の実践
- ・ 日本語教育、日本語指導につながる場の形成、教材や指導方法の開発
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特別支援教育
- ・ インクルーシブ教育の理念に則った教育的支援活動
- ・ 教職員、学校による連携、自治体、親の会、NPOによる活動や研究会、障がい種ごとの教育研究活動
- ・ 長年、特別支援教育に携わっておられる卓越した個人の活動
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日本文化・ふるさと共創教育
- ・ 日本や地域の文化・伝統の学習を通し、国やふるさとへの愛着と誇りをもち、日本文化の継承・発展を担うと共に、それを表現し、伝えることのできる子どもを育てる活動
- ・ 地域の文化や地域について学ぶ中でその良さを見出し、発展させようとする人材の育成につながる活動
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国際文化・多文化共生教育
- ・ 多様な文化の相互理解を推進し、日本語で共に学び、共に暮らし、共に日本で生きていくことにつなげる実践
- ・ 外国にルーツやつながりがある子どもへの教育的な支援活動
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独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動
- ・ 学校教育における取り組み
- ・ 地域社会における取り組み
- ・ 社会的な課題、現代的な課題に対応した学習や先駆的な取り組み
賞の内容
各受賞者に、正賞(賞状)および、副賞(副賞金)を贈呈いたします。
- 博報賞:
- 副賞 100万円・・・15件前後を想定
- 功労賞:
- 副賞 50万円
- 奨励賞:
- 副賞 30万円
- 文部科学大臣賞:
- 博報賞受賞者の中で特に優れた活動には、文部科学大臣賞が授与されます。
※選考の結果、各賞該当者がない場合もございます。
※副賞金の使途については、指定や制限は設けておらず、報告も求めておりません。子どもたちのため、活動のためにご活用ください。
応募について
第55回(2024年度)「博報賞」の応募受付期間は、終了いたしました。たくさんのご応募ご推薦ありがとうございました。
応募についての詳細は、応募要項をご確認ください。
※応募には、推薦者資格を有する第三者による推薦が必要です。
候補者資格
- ・ 日本国内での活動であり、日本在住の子どもを対象とした活動であること。
- ・ 主に、6歳~15歳が中心の活動であること。特別支援教育については、主に4歳~18歳が活動の中心であること。
- ・ 活動開始から3年以上経過していること。(※3年目の活動は審査対象外となります。)
- ・ 過去に「博報賞」を受賞している場合、受賞時とは異なる活動内容であること。
以下、すべての条件を満たす教育的な活動を行っている団体もしくは個人
※団体・個人共に、営利目的、または営利につながる可能性が高い活動、大学研究室を中心とした活動はご遠慮ください。
推薦資格
- ・ 各自治体の教育長、教育事務所長、教育センター長
- ・ 各種校長会 会長、各種教頭会 会長
- ・ 日本国内の大学・大学院 教授・准教授
- ・ 国際交流協会 会長
- ・ 都道府県私学協会 会長
- ・ 都道府県市区町村長
- ・ 各領域の活動に造詣の深い研究会、協議会、連盟、団体、学会などの代表・部会長、個人など
※活動の運営・指導に直接かかわりのない、第三者的立場の方(業務委託主は可とする)
※活動を理解し、責任をもって推薦できる方
※現職に限らない。ただし、連絡のやり取りや贈呈式への出席が可能な方
応募方法
- 1:郵送(宅配便 可)
- 2:Web
選考について
ご提出いただいた「応募書類」「添付資料」をもとに、審査委員会において総合的に審査・選考し、決定いたします。
選考基準
- ・ 活動の目的と成果が明確であること。
- ・ 子どもたちが主体性を発揮していること。主体性を引き出す活動となっていること。
- ・ 独創性や先駆性のある教育的な活動であること。
- ・ 地道に継続している活動であること。
- ・ 他の教育現場への波及、他の現場での応用が期待できること。
- ・ 子どもたち一人ひとりの成長や変容、活動中の様子が、応募書類・添付資料から読み取れること。
スケジュール
第55回(2024年度)「博報賞」の応募受付は終了いたしました。
※第55回(2024年度)スケジュール参考
応募受付期間 | 2024年4月1日(月)~6月20日(木) | ※財団必着(Webはアップロード完了) ※不備等修正受付も同日期限といたします。 |
選考結果通知 | 2024年10月上旬 | ※推薦者様・候補者様それぞれに審査の講評と共に郵送にて通知いたします。 |
受賞者発表 | 2024年10月上旬 | |
贈呈式 | 2024年11月8日(金) | 日本工業倶楽部(東京都) |
応募受付期間 2024年4月1日(月)~6月20日(木)
※財団必着(Webはアップロード完了)
※不備等修正受付も同日期限といたします。
選考結果通知 2024年10月上旬
※推薦者様・候補者様それぞれに審査の講評と共に郵送にて通知いたします。
受賞者発表 2024年10月上旬
贈呈式 2024年11月8日(金)
日本工業倶楽部(東京都)
審査委員
- 成田 信子 (審査委員長/國學院大學 教授)
- 安部 朋世 (千葉大学 教授)
- 伊藤 亜希子 (福岡大学 教授)
- 岩瀧 大樹 (立教大学 教授)
- 東風 安生 (北陸大学 学長)
- 齋藤 博伸 (文部科学省 教科調査官)
- 佐久間 亜紀 (慶應義塾大学 教授)
- 滝川 国芳 (京都女子大学 教授)
- 山元 隆春 (広島大学大学院 教授)
- 渡部 匡隆 (横浜国立大学大学院 教授)
50音順(審査委員長除く)/敬称略
- 成田 信子 (審査委員長/國學院大學 教授)
- 齋藤 博伸 (文部科学省 教科調査官)
- 安部 朋世 (千葉大学 教授)
- 佐久間 亜紀 (慶應義塾大学 教授)
- 伊藤 亜希子 (福岡大学 教授)
- 滝川 国芳 (京都女子大学 教授)
- 岩瀧 大樹 (立教大学 教授)
- 山元 隆春 (広島大学大学院 教授)
- 東風 安生 (北陸大学 学長)
- 渡部 匡隆 (横浜国立大学大学院 教授)
50音順(審査委員長除く)/敬称略