実施レポート
第11回「海外教師日本研修」
1.実施概要
(1)会期
2019年11月11日(月)~11月30日(土)
(2)海外参加校・研修参加者
国名 | 研修参加者名 | 学校名 |
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国名・研修参加者名 学校名 |
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インドネシア | ノピ・クルニアワン | マダニア中学校 |
オーストラリア | デービッド・マークス | インベスティゲーター・カレッジ |
タイ | スティラー・ソーピタチャー | アムナートチャルーン学校 |
台湾 | 賈 志琳(カ・シリン) | 台中市立西苑高級中學 |
ハンガリー | ボチャンスキーホルバット・ジュジャンナ | セント・ジョルジ・アルベルト小中学校 |
ブラジル | ヨシダ・スミエ | ジョゼフィーナ・デ・メロ校 |
ベトナム | ド・フォン・ザン | チュー・ヴァン・アン中学校 |
マレーシア | マニ・アラシ・ナゴー | トゥン・ダトゥ・トゥアンク・ハジ・ブジャン・カレッジ中等学校 |
モンゴル | トゥブシントゥグス・エンフプルブ | エレデミーン・ウンダラー統合学校 |
ロシア | イリーナ・コルネートワ | サンクトペテルブルク第83番中等学校 |
(3)日本参加校
都道府県 | 学校名 | 学校長名 |
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都道府県・学校名 学校長名 |
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埼玉県 | さいたま市立泰平中学校 | 星野 浩 校長 |
神奈川県 | 横浜市立仲尾台中学校 | 平本 正則 校長 |
2.タイムテーブル
日程 | カリキュラム | 実施 場所 |
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日程 | カリキュラム | ||||
1 | 11月11日 | 月 | 入国/チェックイン | NC | |
2 | 12日 | 火 | オリエン/開会式/歓迎会 | NC | |
3 | 13日 | 水 | 授業 | NC | |
4 | 14日 | 木 | 授業、博報堂訪問、オリセン視察 | オリセン | |
5 | 15日 | 金 | 授業、潮来ホテル視察 | 茨城県潮来市 | |
6 | 16日 | 土 | グループワーク体験、潮来ホテル施設見学、社会見学 | 茨城県潮来市、千葉県成田市 | |
7 | 17日 | 日 | NC | ||
8 | 18日 | 月 | 授業 | NC | |
9 | 19日 | 火 | 自由行動事前学習 | NC | |
10 | 20日 | 水 | 異文化共生についての特別講義/授業 | NC | |
11 | 21日 | 木 | 学校訪問(横浜市立仲尾台中学校) | 神奈川県横浜市 | |
12 | 22日 | 金 | 学校訪問(さいたま市立泰平中学校) | 埼玉県さいたま市 | |
13 | 23日 | 土 | NC | ||
14 | 24日 | 日 | NC | ||
15 | 25日 | 月 | 授業 | NC | |
16 | 26日 | 火 | 授業 | NC | |
17 | 27日 | 水 | 研修報告会準備 | NC | |
18 | 28日 | 木 | 研修報告会準備/リハーサル | NC | |
19 | 29日 | 金 | 研修報告会/歓送会/全体ふり返り | NC | |
20 | 30日 | 土 | 帰国 | ― |
【凡例】
NC: 国際交流基金 日本語国際センター(埼玉県さいたま市)
オリセン: 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
3.実施レポート
国際交流基金の講師による授業 (11/13他)
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国際交流基金 日本語国際センター
研修参加者は、第11回博報日本語交流プログラム(2020年3月実施)に向け、国際交流基金日本語国際センター講師より授業を受けた。生徒の日本に関する知識や生徒が使える日本語習得のための教授法と日本語教師としての知識・技能等の向上を図った。また、センターの外で施設見学をしたり、学校訪問をしたりして体験したあとは授業の中で必ずふり返りを実施した。
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(株)博報堂本社を訪問(11/14)
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赤坂Bizタワー
研修参加者は博報堂本社を訪問、当財団戸田理事長と面会し、寺島常務理事との懇談を行なった。寺島常務理事からは、博報堂および博報財団についての説明があり、研修参加者も興味深い様子で耳を傾け、研修参加者より質問をする時間を設けた。
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合同合宿先および周辺視察
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潮来ホテル 他
来年3月に日本参加校と合同合宿を行なう宿泊施設及び周辺地域を視察した。オリエンテーションでは、前回のプログラムの映像を使って説明を行ない、来年のプログラムをイメージしてもらった。施設内では、生徒が来日の際に何に留意すべきかを考えながら、熱心に説明を聞いたり、写真を撮ったりしていた。翌日は来年行う予定のグループワークの事前体験を行い、体育館などの施設も見学した。その後、ホテルから日本語国際センターの道中に位置する成田山新勝寺を見学した。
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異文化共生についての特別講義(11/20)
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国際交流基金 日本語国際センター
本事業の審査委員 阿部祐子先生(国際教養大学 教授)より異文化共生に関する特別講義をしていただいた。研修参加者だけでなく、審査委員や国際交流基金日本語国際センターの方々、日本校2校の先生方にもご参加いただいた。前半ではコミュニケーションに関しての講義があり、後半ではグループごとに実際来年海外の生徒が来日して日本の生徒と交流した際にどのようなコンフリクトが考えられるか、というテーマで意見を出し合い、最後に共有の時間を持った。参加者は真剣に耳を傾け、参加していた。
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学校訪問/横浜市立仲尾台中学校(11/21)、さいたま市立泰平中学校(11/22)
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神奈川県横浜市、埼玉県さいたま市
来年4月に交流を予定している日本校2校を訪問した。校長先生から学校や日本の教育について説明を受け、授業研究会の見学および参加をしたり、授業見学・参加、生徒との交流会、日本校教師と学校生活に関する意見交換を行なったりして、日本校の生徒・先生とコミュニケーションを取ることができた。研修参加者・日本参加校ともに充実した時間となった。
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研修報告会・歓送会 (11/29)
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国際交流基金 日本語国際センター
修報告会は複数の発表者が同時に発表するポスターセッションの形式で行った。審査委員や国際交流基金日本語国際センターの方々、日本校2校の先生方に参加いただき、参加者から数多くの質問があり、活発に意見が交わされた。 歓送会では、食事をしながら研修参加者と審査委員や国際交流基金日本語国際センター、日本参加校の先生方との交流の時間を持ち、最後に研修参加者から研修の感想、研修での成長、来年3月への意気込みといった挨拶があり、閉会となった。
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