第20回(2025年度)
多義語知識の語義別形成順序の解明ー国語科教育における語彙の質的な学習支援に向けてー
西内 沙恵(にしうち さえ)
北海道教育大学 講師
助成期間:1ヵ年
北海道教育大学 講師
助成期間:1ヵ年
本研究の目的は、小学校国語科教育への応用に向けた、多義語知識の語義別形成順序の解明である。多義語の主要な拡張パターンである比喩は、文飾にとどまらない、人間の普遍的な認知能力として言語知識の基盤に関わっていることが解明されてきた。一方で、比喩表現は字義通りの表現より産出に負荷がかかることが近年の研究により明らかとなっている。多義語においても、比喩的な拡張義の習得は、特に産出の面で指導が必要な可能性がある。本研究では小学生を対象に、理解と産出を観点とした類似度評定・共起語選択・想起テストの調査から、多義語知識の形成過程を明らかにする。得られた調査結果は、国語科教育における語彙の質的な学習支援に資するために、理解・産出が不十分である可能性の高い語義を学年別に提示するデータベースとして整備・公開する。
【注釈】
掲載情報は助成決定時のもの
※=グループ研究 |
=優秀賞受賞の研究




