博報賞

活動タイトル

子どもたちの思いや願いが実現していく地域探究学習

笠岡市立神内小学校

日本文化・ふるさと共創教育|博報賞| キーワード:岡山県
笠岡市立神内小学校

活動内容

「人・もの・こと」と関わり、自ら考え、地域への愛を育む学習活動

学校教育目標「郷土を愛し、夢の実現に向けて高め合い、たくましく生きる児童の育成」のもとに、令和2年度より「主体的に学び伝え高め合う子どもの育成」をテーマに、生活科・総合的な学習の時間で地域探究学習に取り組んでいる。1年生の「きせつのあそびをたのしもう」2年生の「わたしたちのまちについて話そう」では身の回りの自然や町の様子に気づくことのできる活動が組み込まれている。3年生の「神内の新たなみ力 発見したい!」では笠岡湾干拓地の土地利用について学び、現地の調査を行い、魅力の発信を行った。4年生の「共に生きるために!~やさしさあふれる住みやすい町を目指して~」ではセンター利用者さんとの交流や施設の方へのインタビューにより、同じ地域で生きる人たちと支えあって生きることを学んだ。5年生の「環境保護隊!~カブトガニやアマモの命を未来へつなごう!」では、地域の海の環境問題・保護活動について調査をしたり、自分たちにできることを考え、清掃活動を行ったりした。また、環境保全のために各種シンポジウムで発信を行った。6年生の「神島の歴史~地域の伝統や文化を受け継ごう~」では、霊場八十八カ所巡りなど受け継がれてきた文化を調べ、地域の人々の願いにふれて、自分たちもスタンプラリー等の活動を行った。
【写真】
笠岡湾干拓にある道の駅で、地域のよさを伝えている

審査委員より

学年に応じ、活動範囲を徐々に広げていく年間指導計画に加え、子どもたちの思いや考えを取り入れ、柔軟に活動を展開している。朝の時間帯で思考ツールやICT機器の活用を学び、思考の深まりが実現している。主体的に学ぶ意欲、伝え合う態度、思いや願いを実現する実行力などの数値が高まり、「自分たちの住んでいる神島が好き」のポイントは非常に高い。子どもたちが地域で活動し発信をすることにより、地域の活力にもつながっており、地に足の着いた実践として他の地域でも参考にできる取り組みである。

プロフィール

笠岡市立神内小学校

【代表者】
三島 博子

【役 職】
校長

【活動開始時期】
2020年

【団体所在地】
岡山県笠岡市

【HP】
https://sites.google.com/kasaoka-oky.ed.jp/211kouuchi/top

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:全体92名(小学生92名)
○指導者:内部14名
○協力者(ボランティア等):24名
○クラス数:8クラス(特別支援学級2クラス含む)