博報賞

活動タイトル

明郷小学校ことばの教室「吃音の会」

岐阜市立明郷小学校 言語障がい通級指導教室(ことばの教室)

特別支援教育部門|-| キーワード:障がい種に応じた教材・指導方法・ガイドブックの開発岐阜県
岐阜市立明郷小学校 言語障がい通級指導教室(ことばの教室)

活動内容

仲間と出会うことを通して、吃音と付き合う気持ちや行動を育む

異動のある公立小学校の教員による主催ながら、15年間以上続けられている教室である。当初からグループでの支援に着目。吃音の正しい知識と付き合い方を学び、自らを受容し、自分の言葉で表現する喜びや自信の獲得等を目的に実践を続けている。グループ活動に先立って行われる個別指導では、児童が考えを整理する時間を重視。その後の発言のしやすさにつなげるなど、個別指導の取組がグループ指導で活かされている。「将来は吃音のある仲間を支援したい」と志す中学生もおり、活動の意義は深い。

【写真】
言語聴覚士による講話の様子(保護者も同席)

活動レポート(3/18 中日新聞(岐阜県版)・岐阜新聞に同一内容にて15段モノクロで掲載)

審査委員より

言語障害を対象とする通級指導教室において、吃音のある児童への教育支援を1993年からこれまで継続している取組である。特にグループ指導「吃音の会」の取組は極めて貴重であり、他校の通級指導教室への先導的実践と位置づけることができる。吃音のある児童への言語指導だけではなく、吃音と向き合う心を育て自己肯定感を高める教育支援であることは高く評価できる。また、保護者による交流会や学習会等の活動を通して、保護者の支援も併せて行われている意義は大きい。

プロフィール

岐阜市立明郷(めいごう)小学校 言語障がい通級指導教室(ことばの教室)

【代表者】
梅田 貴昭(うめだ たかあき)

【役 職】
校長

【活動開始時期】
2003年以前より

【団体所在地】
岐阜県岐阜市
【HP】
http://cms.gifu-gif.ed.jp/meigou-e/modules/pico/index.php?content_id=11
【学校(団体)規模・活動参加人数】
○児童・生徒数:76名 ○クラス数:5クラス ○指導者:5名