活動の目標・方針
・学校、家庭、地域が一体となった教育活動を充実させ、「生きる力」の育成に努める。
・地域についての理解をより一層深め、自然愛護や奉仕の精神、及び郷土愛を高める。
・教育活動や学習の成果について積極的に情報発信をするとともに、情報教育の充実を図る。
活動内容
昭和47年に斜里町自然保護条例が制定され、これを受けて、昭和49年に峰浜自然愛護少年団が結成された。知床の自然を科学的に学び、自然に親しむとともに、自然保護と郷土愛を育てることを目的に30年間以上にわたって活動が続けられてきた。知床の森への植樹、鮭の飼育・観察・放流などの学習、登山や地域の清掃活動を児童と保護者や地域の人々とが一体となって推進してきており、これらの活動が高く評価されている。
平成5年当時は本校の児童数が減少の一途をたどり、学校存続の危機が叫ばれた。このため、児童数の確保を目的に、平成6年に峰浜小学校ふるさと(山村)留学推進協議会が設立され、平成8年度から平成18年度までの11年間に17家族26名の小学生児童を受け入れている。地域ぐるみの熱心な取組のためこの制度が定着し、教育実践も大きな成果をあげている。
さらに近年は学校ホームページを中核とした情報教育にも力を入れ、特色ある教育活動や学習の成果等について積極的に情報発信している。
審査委員より
本校では、児童全員が団員で保護者全員が指導員として支援する「峰浜自然愛護少年団」を結成し、昭和49年以来、自然を大切にする心や奉仕の精神、郷土愛を子どもたちに育んできた。また、ふるさと留学の家族を受け入れたり、学校ホームページを活用して子ども自ら情報を発信したりといった実践を行い、極めてユニークな教育成果を挙げている。
プロフィール
斜里町立峰浜小学校
団体概要
【創立】
1911年
【団体の規模】
・児童・生徒数 19
・クラス数 3
・指導者数 8
主な著書・論文・文章など
2004年 「峰浜自然愛護少年団結成30周年記念誌"自然に学び"」 峰浜自然愛護少年団
2006年 「斜里町立峰浜小学校ふるさと留学"10年のあゆみ"」 峰浜小学校ふるさと留学推進協議会