博報賞

活動タイトル

積極的な研究への取り組みと実践を重視した多面的な国語力の向上

登別市立幌別小学校

国語・日本語教育部門|| キーワード:北海道

活動の目標・方針

伝え合い、学び合う学習を通して、心豊かに学び続ける子どもを育成する。

活動内容

本校は、国語科と道徳を中心とした実践的な研究に努めており、毎年公開研究会において、その成果や課題解決の方策等を広く発信している。平成15・16年度には、「文部科学省国語力向上モデル事業」推進指定校として、国語科における学習指導はもとより、その基盤となる学年・学級経営や、道徳教育の充実も研究対象と広く位置付け、具体的な取組を実証的に推進してきた。特に、国語科における指導事項の系統化・重点化を図った年間指導計画を作成し、言語活動の工夫改善に係る具体的な指導を展開した。また、全校一斉の朝読書の実施など言語活動の日常化と、言語環境の整備に取り組むことにより、子どもに、調和のとれた言語能力が着実に身に付いてきている。さらに、道徳の時間の授業研究等により、他を思いやり相手意識に立った「伝え合い活動」が一層充実した。今後は、平成17年度文部科学省指定「伝え合う力を養う調査研究校」として、従前までの研究に基づき、発展的に研究を推進する予定である。



審査委員より

本校は、指導事項の重点化を図った学習指導案の工夫、言語能力の系統性を重視した国語科「年間指導計画」の工夫、T・Tを取り入れた個に応じた指導方法の工夫を中心に、一貫して学力向上に取り組んできた。さらに、学年・学級経営を基盤に読書活動の充実を図り、学校全体での取り組みは他校も共有できるものである。

プロフィール

登別市立幌別小学校

団体概要

【創立】
1881年

【団体の規模】
■児童・生徒数 390
■クラス数 14
・通常学級 12
・特殊学級 2
■指導者数 30