活動の目標・方針
神楽「鶏舞」の保存・継承をとおして郷土の芸能への関心を高め、心身共にたくましい健全な青少年の育成を図る。
活動内容
1980年伝統芸能・神楽「鶏舞」の再興を願い地域やPTAとの協力のもと、小学校に「子ども神楽保存会」を創立し、しっかりと地域に根付かせた。22 年間、副会長として勤めるかたわら労を厭わず国体や各種全国大会、地元行事へ積極的に参加し「鶏舞」の伝統美や芸能の意義を多くの人々に知らせ感動を与えた。また、存続が危ぶまれていた県内の郷土芸能団体へ、啓発・啓蒙を与え、活性化を促した。
とりわけ、神楽への愛着は人一倍強く、夏休みの指導では各地区を巡り親子へ熱心に指導する。装束一式(烏帽子、御幣、袴、着物・千早)は創立以来から全て手縫いで製作し、神楽には生涯をかけた愛情を注ぐ。
現在では、地域人材講師として小学校の全校児童へ直接指導。神楽をとおして子どもたちの心に「自信」と「勇気」を持たせ、児童の健全育成に全力で貢献している。
審査委員より
22年間という長期にわたって「栗駒小学校子ども神楽保存会」の指導に献身的に当たられた功績は大きい。栗駒町に伝わる伝統神楽の一つである「鶏舞」をとおして、子どもたちに自信と勇気を育むとともに、異学年の子どものかかわり合いや連帯感を育て、地域の青少年の健全育成にも貢献している。その成果は地域に根づいている。
プロフィール
千葉洋子(ちばようこ)
主な著書・論文・文章など
2000年12月 「20年の歩み」 結成20周年記念誌 栗駒小学校子ども神楽保存会