「博報賞」
過去受賞者の活動紹介

第54回「博報賞」奨励賞受賞
[新潟県]佐渡市立新穂中学校

21世紀を生きる生徒の資質・能力を育む「はばたきタイム」の学習
独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動領域

 佐渡の豊かな自然、歴史、文化を活かし、地域の人々や学校を支援する組織の協力を得て、郷土愛を軸とした教育活動を展開している。また生徒の学びがSDGsの視点から深まるように、第1学年では、「ふるさと新穂・佐渡から学ぼう」の単元において、地域・佐渡の魅力や課題を発見していく。第2学年では「自己を知り、活かす力を高めよう」の単元において、地域の職場に関する課題から解決策を考え提言していく。第3学年では「地球市民として考え、行動しよう」の単元において、先進的にSDGsに取り組んでいる事例を参考にして、地域の課題解決の具体的な方法を企画し実践していく。
 3年間、地域と直接関わる活動に取り組んだことで、生徒は「何ができるか」「何のためにやるのか」を強く意識し、解決策を考え、積極的に地域へ働きかけるようになった。例えば「新穂SDGsフェス」では、多くの世代がSDGsを理解できるように、身近な事物・事象とSDGsをつなげて説明した。

学区にある生椿地区の良さを島民に紹介している場面
学区にある生椿地区の良さを島民に紹介している場面
自作絵本「トキと行く新穂の魅力」を朗読している場面
自作絵本「トキと行く新穂の魅力」を朗読している場面

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団創立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

その他の活動報告