実施レポート
第10回「海外教師日本研修」
1.実施概要
(1)会期
2018年11月12日(月)~12月1日(土)
(2)海外参加校・研修参加者
国名 | 研修参加者名 | 学校名 |
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国名・研修参加者名 学校名 |
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インド | アンジュ シン | デリーパブリックスクール ガジアバード バサンドラ |
インド | バビタ バクニ | デリーパブリックスクール グレーターノイダ |
インドネシア | アンナ ルリアナ | タルナ・バクティ中学校 |
オーストラリア | ヘレン ギャスティン | セイント ケビンズ カレッジ |
スリランカ | コーサラー アタルガマ | D.S. セーナーナヤカ・カレッジ、コロンボ 07 |
タイ | ギジャーヌグン アリロム | サトリーノンタブリー学校 |
台湾 | 林 紜卉 | 美和科技大学 |
トルコ | イェテル チェリッキ | ヤシャム タサルム リセシ |
ブラジル | アントニオ マルコス ブエノ ダ シルバ・ジュニオル | マルピアラ学園 |
ブルガリア | イレナ ペネヴァ | ヴァシル・レフスキ総合学校* |
ペルー | ナカソネ ラウル | ラ・ウニオン学校* |
マレーシア | シア ミキ | ダト・スリ・アマル・ヂラジャ国民中等学校 |
ロシア | ジリャノヴァ スベトラナ | 第4学校 |
ロシア | モスクヴィナ オリガ | ITリッセー* |
(3)日本参加校
都道府県 | 学校名 | 学校長名 |
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都道府県・学校名 学校長名 |
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東京都 | 跡見学園中学校 | 松井 真佐美 校長 |
東京都 | 中央大学附属中学校 | 木川 裕一郎 校長 |
2.タイムテーブル
日程 | カリキュラム | 実施 場所 |
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日程 | カリキュラム | ||||
1 | 11月12日 | 月 | 入国 / チェック・イン | NC | |
2 | 13日 | 火 | オリエン/開会式/歓迎会 | NC | |
3 | 14日 | 水 | 授業 | NC | |
4 | 15日 | 木 | 授業、博報堂訪問、オリセン視察 | オリセン | |
5 | 16日 | 金 | 授業、ラフォーレ那須視察 | 栃木県那須郡 | |
6 | 17日 | 土 | ラフォーレ那須施設見学、社会見学 | 栃木県那須郡、日光市 | |
7 | 18日 | 日 | NC | ||
8 | 19日 | 月 | 授業、社会体験事前学習 | NC | |
9 | 20日 | 火 | 授業 | NC | |
10 | 21日 | 水 | 学校訪問(中央大学附属中学校) | 東京都小金井市 | |
11 | 22日 | 木 | 学校訪問(跡見学園中学校) | 東京都文京区 | |
12 | 23日 | 金 (祝) |
授業 | NC | |
13 | 24日 | 土 | NC | ||
14 | 25日 | 日 | 京都視察(社会体験) | 京都府京都市 | |
15 | 26日 | 月 | 京都視察(文化体験) | 京都府京都市 | |
16 | 27日 | 火 | 異文化共生についての特別講義/授業 | NC | |
17 | 28日 | 水 | 研修報告会準備 | NC | |
18 | 29日 | 木 | 研修報告会準備/リハーサル | NC | |
19 | 30日 | 金 | 研修報告会/歓送会/全体ふり返り | NC | |
20 | 12月1日 | 土 | 帰国 | ― |
【凡例】
NC: 国際交流基金 日本語国際センター(埼玉県さいたま市)
オリセン: 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
3.実施レポート
国際交流基金の講師による授業(11/14他)
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国際交流基金 日本語国際センター
研修参加者は、第10回「海外児童日本体験プログラム」(来年4月実施)に向け、国際交流基金日本語国際センター講師より授業を受けた。生徒の日本に関する知識や生徒が使える日本語習得のための教授法と日本語教師としての知識・技能等の向上を図った。センターの外で文化体験をしたり、学校訪問をしたりする中で体験したことを講師と共に毎回、ふり返りを実施した。
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(株)博報堂本社を訪問(11/15)
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赤坂Bizタワー
研修参加者は博報堂本社を訪問し、当財団の寺島常務理事と懇談を行なった。寺島常務理事からは、博報堂および博報財団についての説明があり、研修参加者も興味深い様子で耳を傾け、研修参加者より質問をする時間を設けた。
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合同合宿先および周辺視察
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ラフォーレ那須 他
来年4月に日本参加校と合同合宿を行なう宿泊施設及び周辺地域を視察した。オリエンテーションでは、前回の「海外児童日本体験プログラム」の映像を使って説明を行ない、来年のプログラムをイメージしてもらった。施設内では、生徒が来日の際に何に留意すべきかを考えながら、熱心に説明を聞いたり、写真を撮ったりしていた。翌日はホテル近郊にある日光東照宮を見学した。
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学校訪問/中央大学附属中学校(11/21)、跡見学園中学校(11/22)
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東京都小金井市、東京都文京区
来年4月に交流を予定している日本校2校を訪問した。授業見学・参加、部活動見学、日本校教師と学校生活に関する意見交換を行ない、日本校の生徒・先生とコミュニケーションを取ることができた。研修参加者・日本校ともに充実した時間となった。
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京都視察 社会体験・文化体験(11/25~26)
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京都府京都市内、妙心寺 退蔵院
来年4月のプログラムで訪問する京都に1泊2日の日程で滞在した。来年生徒たちを連れて京都市内を公共交通機関で移動することを踏まえ、公共交通機関に慣れてもらうことや、来年4月に文化体験を行う場所の事前視察などを行った。京都訪問が初めての先生も多く、様々な日本文化に触れることができた。
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異文化共生についての特別講義(11/27)
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国際交流基金 日本語国際センター
本事業の審査委員長 佐藤郡衛先生(明治大学 特任教授)より異文化共生に関する特別講義をしていただいた。研修参加者だけでなく、審査委員や国際交流基金日本語国際センターの方々、日本校2校の先生方にもご参加いただいた。グループワークから始まり、「社会の多様化によって求められる能力とは」「本プログラムで学んでほしいこと」を中心に講義いただいた。参加者はみな真剣に耳を傾けていた。
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研修報告会・歓送会(11/30)
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国際交流基金 日本語国際センター
研修報告会は複数の発表者が同時に発表するポスターセッションの形式で行った。審査委員や国際交流基金日本語国際センターの方々、日本校2校に参加いただき、発表者だけでなく、聞いていた参加者からも数多くの質問が出て、活発に意見が交わされた。
歓送会では、研修参加者からの挨拶があり、研修の感想、これから研修成果をどう生かしていくのか、来年4月への意気込みといった内容だった。 -