児童教育実践に
ついての研究助成

第18回(2023年度)
中学生に対する問題解決訓練による抑うつ予防効果の検討 ※

波光 涼風(はこう すずか)
広島大学 大学院生
助成期間:2ヵ年

日本の中学生の4.6%が非常に高い抑うつを有しており,学業不振や社会的不適応といった問題との関連が指摘されている。特に,近年子どもの自殺が問題となっており,その原因の1つにうつ病が挙げられていることからも,中学生の抑うつの問題に関して早期に対応する必要性は高いと言える。抑うつの問題に対処するうえで,学級規模での問題解決訓練が有効である可能性がある。これは,クラス全員に対して実施する方法で,対人場面での問題が生じた際に適切な解決方法を導くためのステップをスキル化したものであり,問題に適切に対処できることで心理的不適応の解消を狙う。しかし,これまでの先行研究では十分な有効性が示唆できておらず,長期的な効果についても未検討である。そこで本研究は,中学生に対する問題解決訓練の効果検証を行う。

【注釈】

掲載情報は助成決定時のもの

※=グループ研究 | =優秀賞受賞の研究