児童教育実践に
ついての研究助成

第15回(2020年度)
多文化世帯に生きる子どもたちの言語習得に関する実証研究~愛知県における中国系世帯とブラジル系世帯の比較を通して~ ※

武 小燕(う しょうえん)
名古屋経営短期大学 准教授
助成期間:2ヵ年

近年、日本の学校では多文化世帯の子どもを中心に日本語指導の必要な児童生徒が増える一方、彼らの母語教育の必要性が指摘されている。本研究は多文化世帯の子どもの母語と日本語の習得環境と言語能力について調べ、彼らが必要なバイリンガル教育の環境と支援策の提示を目的とする。調査内容はランドレイとアラードの「巨視的モデル」理論と「カウンター・バランス説」に基づき、言語集団のバイタリティを分析する社会的レベルの環境、家庭・学校・コミュニティでの言語接触を対象とする社会心理学的レベルの環境、子どもの個性や心的態度を含む心理的レベルの環境とし、文献調査、アンケート調査、インタビュー調査及び追跡調査を行う。調査対象は中国系世帯とブラジル系世帯とし、異なる言語集団における言語環境の共通性と差異性にも注目する。

【注釈】

掲載情報は助成決定時のもの

※=グループ研究 | =優秀賞受賞の研究