博報賞

活動タイトル

地域に役立つ体験活動を中心とした地域と一体になった学校づくり

丸子町立丸子北中学校

教育活性化部門|| キーワード:長野県

活動の目標・方針

・生徒の豊かな創造性と主体性を育成する。
・生徒中心となる教育課程を編成して魅力ある学校づくりを推進する。
・地域住民とともに独創的なまちづくりを行い、生徒自身に21世紀を拓く豊かな人間性を醸成する。

活動内容

自主、友愛、鍛練の学校目標を実現するために、生徒のもつ創造性と自主性を生かして、生徒が主体となる魅力ある学校とまちづくりを展開している。生徒が学長となり運営する「丸子コスモス大学」は、4学部20学科で構成され中学生が多くの地域住民と共に学び合い、ほたるの里づくりをはじめ地域の課題解決のために学びを創造する魅力ある授業を行っている。
また、21年間にわたり空き缶の回収を行い、その収益金は町内の老人施設に還元、高齢者とは文化祭で交流会を実施し、地域に住む一人暮らしの老人には、「花の宅急便活動」と称して学校で育てた鉢花と絵手紙を届けている。
町内の7つの小・中・高校の児童生徒ともネットワーク会議を設立させ、地域住民と共にあいさつ道路を完成させ、「あいさつ運動」や「クリーン作戦(清掃活動)」を定期的に実施している。また、13年間にわたり親子で町内にコスモスを栽培するなど、生徒が中心となってまちづくりを推進し心豊かな人間性が育っている。



審査委員より

小さな中学校でありながら、様々な工夫を凝らし、地域の環境を利用した実践を積み重ねている。一つの活動のみならず、いろいろな形で、また総合的な学習の時間を含めて、多様な活動を組織し、学校全体の教育課程の構成を考えている。地域からの参加も着実に広がっている様子が頼もしい。

プロフィール

丸子町立丸子北中学校

団体概要

【創立】
1954年

【団体の規模】
・児童・生徒数 403
・クラス数 12
・指導者数 33

主な著書・論文・文章など

2003年・2004年度 「丸子北中学校研究紀要」 丸子北中学校