児童教育実践に
ついての研究助成

第15回(2020年度)
空間認知能力の発達から探る文字認知の発達モデル構築と読み書き困難への支援プログラムの開発 ※

実吉 綾子(さねよし あやこ)
帝京大学 准教授
助成期間:2ヵ年

本研究は、文字認知の発達と空間認知の発達の関係を検証し、文字認知発達を認知心理学的な視点から段階的に説明するモデルを構築することを目的とする。情報処理の視点から捉えると文字認知には文字を構成する部品の形とその空間的な配置の認知が必要だといえる。この二種類の認知発達の"ずれ"が読み書き障害の一因とも考えられる。応募者は形態認知が発達していても空間認知能力が発達していない場合に、鏡映文字をスムーズに読めてしまうことを見出した。鏡映文字と正立文字の読む速度の違いを文字認知発達の指標とする可能性についても検討し、早期に文字認知発達の問題を検証できる可能性を探る。さらに、モデルに基づいて空間認知能力の向上から文字認知発達を促すプログラムやアプリケーションの開発に取り組むことを本研究の目指す成果とする。

【注釈】

掲載情報は助成決定時のもの

※=グループ研究 | =優秀賞受賞の研究