「博報賞」
受賞者の活動紹介

第56回「博報賞」 奨励賞受賞
[岡山県]和気町立佐伯小学校

「ひと・こと・もの」とつながる佐伯小夢プロジェクト
日本文化・ふるさと共創教育領域

 2017年に佐伯小学校と統合した旧山田小学校の校舎を保存するために、地域と学校が一体となり再活用に向けた取組を実施している。具体的には、再活用の見込みがなければ取り壊しの可能性が高いと知った閉校時の在校生を含む6年生が清掃活動を行い、毎年この思いを継いだ6年生が、地域の方と共に地域活性化に向けて取組を行う「ふるさと共同活動」が続いている。この活動をきっかけに、探究的な学習サイクルを通して、地域の社会問題を解決しようと主体的な力を養い、地域への愛着を深めることを目的とした地域学習が進められている。また、地域学習の深化に向けて、学期に2回程度教職員による座談会を設定している。年度初めには、総合的な学習の時間の全体計画や活動例をもとに、児童と共に教職員が学習計画を立てている。また、活動の目標をできる限り数値化することで、児童がその取組の達成状況を把握して、粘り強く課題に向き合うことができるようにしている。高学年では「片鉄の魅力調査隊」(2024年度)として、廃線となった片上鉄道や廃線後に整備されたサイクリングロードに関わる調査を行い、サイクリストに向けて資料館やカフェを開いた。2021年度から始まった地域をフィールドにした活動は、児童の「〇〇したい」という願いを活かし、教科横断的な学びへと変化したことで、教科の各単元の目的意識が明確になり、授業を深く学ぶ児童の姿が増えてきた。

実際に自転車に乗り地域を肌で感じるフィールドワーク
実際に自転車に乗り地域を肌で感じるフィールドワーク
当時の鉄道の利用者や運転手からのゲストティーチ
当時の鉄道の利用者や運転手からのゲストティーチ

※記載の所属・役職は、受賞当時のものです。

博報賞とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的に、財団設立とともにつくられました。日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。
※活動領域:国語教育/日本語教育/特別支援教育/日本文化・ふるさと共創教育/国際文化・多文化共生教育 など

現在、第57回「博報賞」の応募を受付中です!(応募受付期間:2026年4月1日~6月25日 ※財団必着)
詳細は博報賞のページをご覧ください。
*博報賞に関するお問い合わせ先
hakuhoushou@hakuhodo.co.jp (博報賞担当宛)

その他の活動報告