第21回(2026年度)
物語体験と読書習慣が社会情動的スキルの発達に及ぼす影響:感情処理特性の個人差に着目した検討 ※
細川 亜佐子(ほそかわ あさこ)
青山学院大学 研究員
助成期間:2ヵ年
青山学院大学 研究員
助成期間:2ヵ年
本研究の目的は、物語の読書が社会情動的スキルをどのように育むかを、脳神経基盤、読書習慣の個人差、読書習慣の継続効果の3つの視点から統合的に明らかにすることである。物語読書は、他者の気持ちを理解し、共感する能力を促進する効果をもつことから、社会情動的スキルを支える基盤となる。しかし、日本では児童の読書率の格差拡大が顕著であり、これは読解力や言語力の差だけでなく、社会情動的スキルの長期的な個人差を生む可能性がある。さらに、感情認識や言語化が苦手な特性を持つ児童においては、物語世界への没入や感情移入が生じにくいために、読書が習慣化しにくく、読書効果を十分に得られないと考えられる。本研究では、感情処理特性の個人差を踏まえた上で、児童が物語をどのように体験するのか、また、継続的な読書経験が社会情動的スキル促進にどのような役割をもたらすかを検証する。
【注釈】
掲載情報は助成決定時のもの
※=グループ研究 |
=優秀賞受賞の研究




