児童教育実践に
ついての研究助成

第19回(2024年度)
範読による読解支援は本当に有効か?:AI時代の個別最適で自律的な読解支援法の提案 ※

有馬 多久充(ありま たくみ)
広島大学 大学院生
助成期間:2ヵ年

文章の読み上げ音声を聴きつつ黙読する範読は、理解を促進することも妨害することもある。応募者らは範読をより有効な読解支援法とすべく、矛盾した知見を統一的に説明する知見を蓄積してきた。本研究では、どのような文章にも適用可能な要因である範読音声の速度調整に着目して、小学生に文章を範読・黙読してもらう実験を行い、理論基盤を整えるとともに、範読をより有効化する活用法を提案する(実験1)。実験2では、音声速度を読み手が自己調整する事態で範読が有効かを検討し、範読をより自律的な読解支援法に発展させるためのエビデンスを提供する。実験3では、特に支援の必要な読みの苦手な子どもにおいて、範読が黙読や音声聴取より有効になりうるかを網羅的に検証する。範読の効果の理論基盤を構築し、個別最適な読解支援法に発展させる。

【注釈】

掲載情報は助成決定時のもの

※=グループ研究 | =優秀賞受賞の研究