読書推せん文の書きかた
読書推せん文の書きかた

おもしろさの伝えかた 編
いろいろな
「おもしろさ」を
見つけよう。
本にはいろいろなおもしろさがあります。

物語の展開がおもしろい。
予想外の結末にびっくり。
主人公に共感できた。挿絵がきれい。
写真がいっぱい入っていてわかりやすかった。

でも、読書せん文だともっとおもしろいところが
発見できます。

「お母さんと読んで、ここに書いてある料理を
いっしょに作りたい」
「お父さんに読んでもらって、子どもの気持ちを
理解してほしい」
「友だちがんでいたことが、ここに書いてある」

読書せん文は、読んでほしい相手が明確だから
その人に自分の気持ちをわかってもらうために、
その人のみを解決してあげるために、
その人といっしょに遊んだり、行動するために、
本のおもしろさを伝えることでできるのです。

もちろん、せんしたい人は、特定の人で
なくても結構です。
火星人に向けて「地球には、こんな不思議な
動物がいるんだ」と説明してもいい。
戦争が好きな人全員に向けて、
「この本を読んで平和の大切さを知ってほしい」
えかけるのでもかまいません。

うまく書くには本を読むと同時に
伝えたい相手に、この本を読んで何を知ってほしいか、
どう変わってほしいか、何を理解してほしいかを
明確にすることです。手紙のように、
語りかけるように、その人に向けた文章を
書きましょう。