—自信のほどは?なんか、女子は女子だけで試験みたいなのがあって、そこに合格するとプロになることができるんですけど。ちょっとプロは今は難しそうですけど、普通に2年3年ぐらいにはプロになれるかなって思っています。—その試験が今の目標?そうです。—自己紹介をお願いします。はい。中学2年生、14歳です。囲碁を習っていて、囲碁のプロになるために日々頑張ってます。—〈将来の夢〉という写真に「祖父と囲碁が打ちたくて始めました」と説明があるけど、おじいちゃんが囲碁に誘ったの?いや、母が囲碁の教室みたいなところに私と一緒に行って。まぁ、なんかそこで囲碁やることになって。—お母さんが「やったほうがいい」って言った感じ?自分はどんな感じだった?そん時習い事がしたくて。いろんななんか、いろんなところ行ってたりしたんですけど、その中で囲碁が「楽しいな」って思ってやることになりました。—囲碁の練習は近所で?はい。二つぐらいあって、一つはなんかいろんな人が通っているんですけど。もう一つは、プロを目指している人たちが通う、囲碁教室っていうか、プロになるために、そこでまぁ切磋琢磨する感じです。—何時間ぐらいやるの?土日は9時半から16時半ぐらいまでやってます。—練習は土日だけ?木曜日もあります。木曜日は16時から20時まで。—他に何か遊びたいとか思わない?まぁ、思いますけど。今は大事な時期なんで。—迷いはない?「絶対に囲碁棋士になるんだ」って感じ?ああ、迷っていた時期もありましたけど、最近はもうすっかり頑張ります。—その時はなんで迷っていたの?なんか、ずっとやってきてたんで、小2ぐらいから。だからやっぱり友達とも遊びたかったりとか。—いろんな年代の人と対局する?先生とかはいますけど、ほとんど子どもがいっぱいいます。—高校生はいる?はい。そのぐらいはいます。—その中で自分は一番強い?ふふ。—〈好きなアイドル〉という写真はTWICE。なぜ好きになったの?小学生の時に、けっこう流行っていて。なんか最初はぜんぜん興味がなかったんですけど、みんなに影響されてっていうか、それでハマっちゃった感じ。—どういう感じで楽しむの?ミュージックビデオとかがあったりとか、そういうの聴いたりもしてます。—この子が一番かわいいとかある?なんか、そういう感じじゃなくて全員、みんな好きなんですけど。なんて言うんだろう。パフォーマンスがすごくよくて、難しいダンスとか歌だったりとか、そういうのがすごく好きです。—写真の説明に「韓国についても興味を持ちました」とあるけど、アイドルだけじゃなくて?そうですね。なんかいつもうちの母が、朝、韓国ドラマ見てるんですけど、それもちょっと面白いなって思ったりします。—〈いつも使ってるMacBOOK〉という写真は、ほとんど囲碁の関連で使っている?はい。ほとんどまぁ囲碁とか、そうですね。そういう感じで使っています。—将棋の藤井聡太さんもAI将棋やっているけど、そういうのは囲碁もある?ああ、はい。囲碁もAI(※❶)あります。—そういう対戦するの?なんかAIのソフトみたいなのがあって。そういうので勝率みたいなのがあって、この手はいいんだな、悪いんだなみたいなのを、こう見たりとかして囲碁の勉強をしたりしてます。今はぜんぜん人よりもAIのほうが強くて、強い人もみんなAI使って勉強してます。—スマホはあんまり使わない?スマホは使わないですね。—LINE、TikTokやらない?ほとんどスマホは使っていないです。—YouTubeで囲碁動画は見る?はい。—憧れの棋士はいる?あー、なんか梅沢由香里さん(※❷)って方がいらっしゃって、その方がなんかけっこう囲碁以外の場所とかでも活躍されていて。やっぱそういうふうに多方面で活躍したいなと思っています。—どういうところで活躍している?なんかテレビとかいろいろ。海外行ったりとかもしてて。—〈プログラミングは簡単〉という写真があるけど、囲碁と似通った感じがある?ああ、なんか囲碁も相手がこうやったら自分がこうやろうみたいなことも頭の中で、まぁけっこう考えているので、自分の思った通りにやるっていうのは似ている—11枚の中で一番好きな写真は?スナネコの写真(7番)とかすごいきれいに撮れている。—一番自分らしい写真は?やっぱり囲碁の碁盤の写真(1番)ですかね。—実際の勝負の状態?はい。そうです。—白黒どっち?なんか、プロの強い人が打った碁を並べて勉強するっていうことやって。—プログラミングは得意だけど、プログラマーになりたいとは思わない?やっていることのレベルが好きなんで、24❶AI(artificialintelligence):人間にしかできないとされていた知的行為をコンピュータ上で実現する研究分野。2015年、それまでコンピュータが人間に勝つことがもっとも難し❷吉原由香里(旧姓、梅沢):日本棋院所属の囲碁棋士。ほったゆみ(原作)・小畑健(漫画)による漫画『ヒカルの碁』、NHK大河ドラマ『篤姫』の囲碁監修など、囲碁の普及活動にも尽力。いとされてきた囲碁において、DeepMind社が開発した「AlphaGo」がプロ棋士に勝利したことで世界的なAIブーム(第三次)が再燃し、AI関連書籍も多数出版されている。んじゃないかなと思います。—負けん気は強い?まぁ。それは負けるのは嫌ですけど。—負けたらどうなる?昔は負けたりしたら泣いたりしていた時もありましたけど、最近はほとんどそんなことはないです。囲碁のプロになるために、日々頑張ってますやっぱそういうふうに多方面で活躍したいなと思っています初めて好きになったアーティストでもあるので一番自分らしいのは、やっぱり囲碁の碁盤の写真ですかね
元のページ ../index.html#24